王子様の、花嫁探し。







「栖羽ちゃん帰ろー?」


「うん」


珂鉈が栖羽と一緒に
教室から出て行った。




栖羽の隣は、

俺の特等席やったのに...。





今は、

もうほかの人やなぁ...。





「......ふー...」


息を吐き出して、
カバンを持ち、

教室を出る。





「陸戸様ー!さようならー」

「きゃー」



バイクの周りに
女子が沢山集まっとる。


ホンマ、
懲りないよな...。





「さようなら」


笑顔で言って、

さっさと学校を出た。



一刻も早く、
女子の輪の中から抜けたかった。