教室に入り、 真っ先に陸戸の姿を探した。 陸戸は席で読書してる。 「席つこー?」 かっちゃんはあたしに言った。 「うん」 あたしは自分の席に座る。 陸戸は気づいたみたいで、 こっちをチラって見た。 ...見ないでよ...。 ...なんか、期待しちゃうじゃん...。 どうせ、話かけてこないだろう...。 もう分かれたんだから、 昔みたいに、 一緒に喋るのも、 一緒に笑うのも、 ...できないんだよね。 ...忘れよっか。 昔のこと。 思い出すと、 胸が痛くなるよ...。