王子様の、花嫁探し。





「氷奈、具合どう?」


栖羽が笑顔で氷奈に話しかける。





看護婦は点滴を換えて
失礼しましたと言って、
出て行った。



「あっ、うん。

 だいぶ、よくなったよ。

 心配してくれて、
 ありがとう」


氷奈の答えに、
ちょっとびっくりした。




「ううん。

 あ、氷奈と陸戸に、
 話したいことがあるんだ」



嫌な予感がした。





「...あのね。氷奈が倒れてる間、

 あたし、...ずっと思ってたんだ」




アカン...

この話...。




「あたしは、陸戸に

 ふさわしくないと思うんだ」