氷奈の唇に
自分の唇を重ねる。
氷奈、
嘘ついて、すまん。
「どうなされたんですか?
中、入らないんですか?」
ドアの方で声がしたから、
唇を離し、ドアの方に目を向けた。
「あっ、はい...」
看護婦と...
「栖羽....!」
栖羽....。
なんで、
なんでここに居るん...?
「...失礼します」
ドアのこんこんと叩いて、
栖羽と看護婦が入ってきた。
「...栖羽....」
心臓がパクパクして...
緊張してきた....。
さっきのキス...
見られたんかなぁ....?
不安がこみ上げてきて、
どうすればええのか、
わからへん......。



