王子様の、花嫁探し。





「...。」


ペアリング...。




胸がきゅって、
苦しくなった。





「指輪?」


右から、聞き覚えのある声が。




右を見てみると、


「瑛...」


瑛が居た。




「久しぶりだね」


瑛はそう言って、
優しく微笑んだ。



「はい、お久しぶりです」


あたしも笑い返す。



「最近一ヶ月、栖羽の顔見なくて。

 みんな心配してて、珂鉈君も、
 栖羽がいなくて、
 調子がよくなかったんだ。

 読者からも、栖羽ちゃんどうしたの、とか、
 電話とか、栖羽ちゃん宛ての
 ファンレターとか、
 いっぱいきてるんだ」



...みんな、あたしを心配してるんだ...。



...あたし、
周りにすっごく迷惑掛けてる....。