Only You かっちゃんの歌を聴いて、 目から一筋、涙がこぼれた。 かっちゃんの気持ち かっちゃんのお思い 強すぎて、 大きいすぎて、 素直に受け止められないんだ。 「..栖羽ちゃん。 君のためにだけ、 作ったんだよ」 ステージから降りて、 あたしの方へ歩いてくるかっちゃん。 「どうして泣いてるの?」 あたしの前に来て、 しゃがむ。 「泣かないで」 そして、親指であたしの涙を拭う。 「....泣かないでよ....」 そう言いながら、 かっちゃんの頬に、 一筋の涙が伝う。