あたしが、 陸戸と一緒にいなければ....。 あたしが、 陸戸に選ばれてなかったら....。 こんなことには、 絶対なってないよ....。 「...氷奈..っ...」 ごめん...氷奈っ。 気づいた時には、 体が勝手に動いてた。 病院へ再び入り、 医者の所へ向かう。 医者の人が陸戸の隣から去ろうとした。 「先生!!待って!! 氷奈を治して!! お願いっ!!!」 医者にしがみ付いて、 涙をこぼすあたし。