マイクに向かって
喋りだす陸戸。
「突然、全校集会を開いたのは、
みなさんに、
大事なお話をしたいからです」
黄色い叫び声は
またひそひそと小さい声になる。
....大事な話?
....胸騒ぎがする...
「みなさんはご存知だと思いますが、
僕はずっと、この学園にふさわしい
プリンセスを探していました」
胸がドキっとした。
首にかかってる
ネックレスを思い出す....
「そして、やっとこの学園に
ふさわしいプリンセスを、
見つけることが出来ました」
ざわめきが増す。
....この学園に、
ふさわしい、
....プリンセス。



