王子様の、花嫁探し。



「...ハァ...」

あいつは起きて、
ベットに倒れこむ。


「タイミングわるっ」

陸戸は小さい声で言った。


よかった...。
びっくりした。

携帯に感謝。
てかメール送ってくれた人に感謝。



かっちゃんから返信だ。


<栖羽ちゃんめぇるありがと!>

うん。どうしたしまして。

<すっごく嬉しい❤☆>

そんなにか?
てかハートマークとかかわい。


<連絡来ないかと思ったけど、
 来た!>

はは!ごめんね遅くなって。


<本当にありがとう!★☆>

いやぁ~、
そんなにありがとうって言われると照れる。


<ぅぅん!ゴメンね送るの遅くなって!>


「誰から?」

「かっちゃん」

「チッ」

舌打ち....。


<栖羽ちゃん今電話出れる?>

えっと...。


<多分、大丈夫>


♪♫~♬♩♪~♫♬~♩~


『はい』

陸戸がこっちを睨んでる。