...かっちゃんは、
余計に傷つかないんだろうか....。
「...ありがとう..栖羽ちゃん...」
かっちゃんも、
あたしを抱きしめる。
「...うん...」
ごめんね...
かっちゃん....。
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「ここまででいいよ」
「...うん。おやすみ」
「おやすみ」
アパートの近くの公園で、
かっちゃんと別れを告げる。
だけど、
「かっちゃん?」
かっちゃんは歩き出そうとしない。
「...もう一回、
ぎゅってさせて?」
かっちゃんは小さい声で言う。



