王子様の、花嫁探し。




「俺の故郷やもん。

 綺麗なんは当たり前や」


陸戸はニカって笑った。




「行こうや!」


陸戸はあたしの手を取った。


「え?」


「10年前へ、


 タイムスリップ!!!」




そう言って、

くしゃっと笑う陸戸。





10年前、
一緒に遊んだ場所に


二人で来た。




野原に寝転がって、
二人で空を見る。



「見て」

陸戸が指差した方を見る。



「....。」


雲。



「りんごっぽくないんか?」

「んー....」


よく見れば、そうかもしれない。