王子様の、花嫁探し。




目を開ける。

早く起こしすぎたんかぁ...。



栖羽、
寝とる。


ベットを机みたいにして、
伏せて寝てるあいつ。



抱っこして、
ベットの上におろした。





輪郭を、
手でなぞる。


白い肌が、
心臓をドキドキさせとる。



「....アカン...」


このままやと、
我慢できへん。



深呼吸して、
なんとか気持ちを落ち着かす。



「...んっ...」


...こら。

何声出しとんねん。



「....栖羽...」

「...ん....」

「飛行機の時間、
 間に合わないで?」


「...んー...」

「こーら。早ようして?」


耳元でささやく。