王子様の、花嫁探し。




「栖羽ちゃんの傍に、


 居てあげてよ...」



珂鉈の目が、
うるうるしとる。



「....ありがと..」



掴んでいた珂鉈の襟を離し、
珂鉈の肩に手をかけた。



「....言っとくけど、
 栖羽ちゃんの事は諦めないから。


 今回は...、
 応援するけど...、


 陸戸がまた栖羽ちゃんの事、
 傷つけたら」



「...ん..」


「絶対僕が取るから」


珂鉈は俺に向かって、
笑った。




「...取らせへんよ...。

 もう二度と、
 あいつを傷つけたりせぇへん」


同じように笑い返す。




「関西弁野郎」

「あ?なんやって?」

「ふーんだっ!」

「こらっ」




珂鉈、


...おおきにな。