王子様の、花嫁探し。




...え....?


「栖羽ちゃんの傷、
 ...僕じゃぁ..


 癒せないんだよ...」


栖羽が...、
俺のこと、


好き..やって...。



「陸戸も、栖羽ちゃんの事、

 好きなんだろ?」


...俺も、
...好きなんや...。



「だったら、

 なんであんな態度取るんだよ...」


...あんな、


態度....。



栖羽を無視したり...

目も合わせんかったり...。




「それだけで、
 栖羽ちゃんがどんだけ
 傷付いてんのか....」


栖羽を、
思う...。



「分かってんのかよ....」


襟を掴んでいた手。


力が緩む。



...せやな...



俺は、

自分が傷付くのが怖くて、


ずっと素直になれへんかったんや....