王子様の、花嫁探し。




<屋上に来て>


珂鉈からのメール。
絵文字一つもついとらん。



<分かった>


そう返信して、
屋上へ向かう。


珂鉈からの呼び出し。
こんな事は初めてや。



ドアを開ける。



「...どうしたんだ」

珂鉈はこっち向いた。



「話したいことがある」

俺は珂鉈の隣に行った。



「なんだ。話って」

珂鉈はこっち向いて、



「栖羽ちゃんの事」


真剣な顔で言うてきた。



栖羽の名前聞いた瞬間、
胸が騒ぎ出す。



「...あぁ」


「陸戸は、栖羽ちゃんのこと、
 どう思ってるの?」


どう思っとる?



「別に」