……てか、
もう何おきてるのか分からない。
今、
思い切って飛ばされてるバイクの後ろに座ってて…。(ちなみに操縦者陸戸)
この道、さ。
あたしんちに向かってるんですけど。
あたし、親に頼んで一人暮らしして。アパートに住んでるの。
てか、なんでこいつあたしんち知ってるの?
おかしいよね絶対?
―――――――………
――――――………
「…」
目の前の光景に呆然。
なんか、ベットが部屋から外へ運ばれていく。
「あ!あの!やめてください!それあたしのベットなんですけど!
てか!困るんですけど!」
作業員の方々に、
「あたし引っ越してきたばかりだし、
引越し頼んだ覚えはありません!!」
って言っても、
聞いてもらえず。
あっという間に、
部屋は空っぽ。
ただただ、
呆然するあたしを見て、陸戸は爆笑中。
「あたしの家…。
一体、何がおきてるんだ.…」
頭をフル回転させてもやはり分からない…。



