「待てょ...話聞いてくれね?」


....話?


私は帰る足を止めた。


「なに?」



「ちょっと座れよ。」


「うん。」


私は椅子に座った。


「ごめんな。急に学校行かなくなって...」


「そうだょ...前の日とかなんだったの?」


「.....幸に会いたかったんだょ。」


「えッどうゆう意味?」


「俺はもう、幸の側にいれね―から...だから会いたくて」


「だから!それがどうゆう意味なの?会えないっなに?!」


「........。」



なんなの?


「望....なんなの?」


「...俺ずっと幸を失いたくなかったんだ。だからずっと言えなかった。幸は母さん亡くなって奈々も亡くなって、すごい傷ついたろ?だから俺が側にいたらまた同じように傷つくから...だから離れるしかないって思ったんだよ....。」



「私は望といて傷ついた事ないよ?」


「そうじゃねんだよ。このまま俺と一緒にいたら幸は絶対傷つくんだよ。」


「なんで?」


望の言っている意味が分からない。