奇跡をあなたに

「...幸先輩、望先輩本当にありがとうございました。」


「大丈夫?」


「はい。」


「幸がさ~自分から助けに言ったんだよ!感謝しなよ(笑)」


「本当ですか?」


「ほっとけるわけないでしょ?」


「ありがとうございます。」


奈々は私と望に何回も頭を下げていた。

「先輩、また...また私と会ってくれますか?」


「えッ私に?」


「はい!」


「あッうん!」


「ありがとうございます!じゃ私帰りますね!」


「ちょっと待って!アドレス教えるからいつでもメールしてきて?」


「本当にいんですか?」


「うん!」


私は奈々にアドレスを教えた。

そして、そのまま奈々は帰って行った。

私と望はまた二人になり、河原へ行った。


「なぁ~幸、今日すごかったな(笑)」


「なんか~自分見てるようで...助けたかったの!私には望がいつもいてくれるでしょ?でも、あの子にはいないから...」


「そっか!幸は強くなった!」


望はそう私に言ってくれた。