どうしてリサが


牛乳を飲む時には


チュー♡と


音を立てて飲むのか


また食パンの残りを


胸の間にずっとしまっておくのか


俺には理解することができない


きっと俺たちの学校で一番頭がいいと言われ


アインシュタインの相対性理論も実は


理解しているというTJ先生でさえ


きっと理解することができないだろう


もしそうであれば


もしかしたら俺は実は


ただのヘンタイで


普通の生徒はそこまで悩まないよという問題は別にしても


俺たちが授業のくだらない問題で


頭を悩ませていることなんて時間の無駄だということが


理解してもらえると思うのだが


そう、そしてあの日も


毎日のこの苦しみの日々と同じ様に


おれはこの世界で一番重要に思えた問題に頭を悩ませ


もう一日はすでに終わっていたのだが


あの放課後によって


俺はまた


死の世界なんども帰ってくる


漫画の主人公の様に


本当の俺の一日を


生きることはなんなのか


実感することができた


あの放課後・・・


俺はできれば


あの放課後については


何も語りたくない・・・


それでも俺は


語らないわけにはいかないのだ・・・