この日は入学式の次の日だったため、授業らしい授業が少なく、ふたりは暇さえあればわたしにいろいろなことを話してくれた。



トモは小さい時にスルメを食べ過ぎて吐いた。
それ以来、サユはトモを馬鹿にするときは「スルメ野郎」と呼ぶ。

サユの家はわたしの家と結構近いみたいで、自転車で10分の距離らしい。

サユはそこらへんのお年寄りと同じくらい方言を頻繁に使う。
トモが言うには「他の奴らは標準語8割で方言2割。けどサユは標準語3割で方言7割!」だとか。

ふたりとも話したそうにニコニコしながら寄って来る。

可愛いなって思った。小学生みたい。




他の子を見てて思ったけど、ここの高校生は精神年齢が全体的に低い人が多いみたい。