「中学のときにね、トモには彼女いたんよ。」
―――――
―――…
「と〜もやん。」
「おぉ、亜希か。どーしたぁ?」
トモに初めてできた彼女は亜希。中2の春だった。
「あのね…ともやん、だーい好きっ!」
「……どーも。」
亜希はトモにゾッコンで休み時間になるといつもトモの教室に来ていた。
当時わたしはトモと同じクラスで席も隣だったが、トモと話すと亜希が怒るから授業中以外は話さなかった。
「ともやんは?」
「だ、だいす…きデス。」
見てて痛々しい。
トモは周りを気にしないでベタベタするのは苦手なタイプだ。
本人いわく、ふたりでいるときだけくっついていたいタイプらしい。
でもトモと付き合い出したら、亜希が浮かれて学校でも登下校でもベタベタ。
トモはいつも苦笑いして亜希と話しているようにも思えた。
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―――…
「と〜もやん。」
「おぉ、亜希か。どーしたぁ?」
トモに初めてできた彼女は亜希。中2の春だった。
「あのね…ともやん、だーい好きっ!」
「……どーも。」
亜希はトモにゾッコンで休み時間になるといつもトモの教室に来ていた。
当時わたしはトモと同じクラスで席も隣だったが、トモと話すと亜希が怒るから授業中以外は話さなかった。
「ともやんは?」
「だ、だいす…きデス。」
見てて痛々しい。
トモは周りを気にしないでベタベタするのは苦手なタイプだ。
本人いわく、ふたりでいるときだけくっついていたいタイプらしい。
でもトモと付き合い出したら、亜希が浮かれて学校でも登下校でもベタベタ。
トモはいつも苦笑いして亜希と話しているようにも思えた。

