その日、瞬は学校を休んで
朝になると、レモネードを
かって来てくれた。
あったかいの。おいしいなーって
思っちゃった。
ばかみたい。。。
でも、優しくされればされるほど
あたしは、瞬に対して新しい気持ちが
芽生えてたんだ。
なんか、あいつと一緒にいると安心
した。認めんのは、癪に障るけど。
でも、もちろん瞬は次の日から
学校に行って。
両親から、電話がかかってきた。
「体は大切にしなさいって前から言っているでしょ。」って
ちょっとだけ、鼻の奥がツンってした。
秘密だけど。
瞬がいない間、検査をされたり美味しくない食事をしてた。
あいつがいないと、なんか苦しい。
これって、病気?発作か何か?って
思って看護師さんに聞いてみた。
霞音 「なんか、胸がグッって苦しい。」

看護師「あの子の存在が大きくなってきてるんじゃない?」

霞音 「いゃ、それは絶対ない!断じてない!」

看護師「ぷっ。そんなに否定しなくても。それは、きっと恋。」

ばかじゃない?あたしが恋なんてするわけない。

しかも、あいつに。

でも、ベッドの脇においてある「130円お徳用」のレモンのアメは

どんどん減ってるんだ。

でも、あたしはあいつが好きなわけじゃない。

このアメが気に入っただけ。

誰にするでもない言い訳を自分にしてた。

なんか、会いたいな。って。。。

いゃ、思ってない。思ってない。だんじて思ってない!!!