次の日アタシと奈乃香の間では
その話でいっぱいだった。
「でもその好きな子って、
絶対ウチじゃないしね。」
「でも、確率はなくはなくない?」
「そうだけど、そんなの夢の話だよ。」
「好きか嫌いか確率は2分の1だよ?」
「でもさぁぁ。」
「そーだ!奈乃香相談にのってやれば?」
「そんな相談なんか聞いたら、
余計に好きな気持ち失せてくよ。」
「ならもう告白しちゃえば!?」
(あっそーか!そういう事か。
翔ちゃんが告ったら、
アタシに好きな人がわかるって事は、
つまりアタシと奈乃香は仲がいいから、
奈乃香に告白したら、
きっと奈乃香はその事を
アタシに相談してくると思ったから、
翔ちゃんあの時、
アタシにわかるって言ったんだ〜!
これはもう完璧じゃないっすか〜♪)
「無理だよハル、、。」
「ううん、大丈夫!!
奈乃香、あなたいけるわよ!
アタシが保障すっからさ〜。」
「じゃぁさ、代わりにハルが言って?
翔ちゃんにウチの気持ち・・・。」
「はぁー?なんで!自分で
言わなきゃだめだよぉ。」
「お願いっ!これだけはさ?ハル〜。」
「んーー。しょうがないなぁ。」
「きゃ〜ありがとハル大好き♪☆」
(奈乃香のおかげで中澤と
普通に戻れたからな、
今回だけはしょうがないか!)
