切な連鎖ーセツナイレンサー

「あ!それなんだけどね、
あれウチの勘違いだったみたい。
ウチ本人に聞いたんだよね。
まぢで好きなの?て、
そしたら、友達としてはすごい好き
って言われてさ〜、なんだウチの
思い込みか〜で終わったの。

しかもそっちの好き的な?
全く、笑えるっつーの。」


「そっかぁ!何かよかったね。」

「だから、ウチもうすぐ告ろっかなー?
なんて思ってんだよね。」


「がちで!?すごいよ真呼さん
大決心じゃないっすか〜♪」


「でもいまいちタイミングがさ。」


「そっかー。タイミングねぇ。
難しいよねー、うん。」


(真呼は勇気あんなー、尊敬するわ。)



重い足を引きずりながら

まだ明るい空の下

アタシたち2人は

告白のタイミングについて

語りながら歩いていた。