センターの書類上ではオレの気配読み能力は問題外数値外だというのに、長年の経験だけでも気付けるくらいにそこからは立ち昇るものがあった。 温泉近くの谷で白い煙が立ち昇る、あんな風に目に映る。 何かが居る。 くっそー、マジかよ。出てくるぞ。 三歩でそこまで跳んだところで、『そいつ』は姿を現し、 ――て、 「呼んだのはだぁれ? プティット・ローズの魔法にどんなお願い、するのかしら」