その日どうしてオレがセンターに出頭する羽目になっていたのかと言えば、お間抜け様な相方のせいだった。 オレは前世の因縁か神の試練か、仕事においては阿呆な相棒を持っている。 この持っている、はかかえていると判断してくれて良いトコロ。まるで荷物をかかえるように。 人の一生は重荷を背負い――て、ホントに言ったのか? 家康公。 そんな奴さえ憎たらしくなるほどに、阿呆。