「ふふっ、そうだね」 少し高めの位置で瑠璃の笑顔を見れた。 …その笑顔も、ずっとずっと僕だけに見せてくれたらいいのに。 また空を見上げる。 太陽はまだ1番高い所までは上がっていなかった。 雲一つない空の中、眩しい光を放ち続けている。 ――今日も快晴。 「そろそろお昼にする?」 「うん」 気付けば川が流れている、道とは外れた少し広い場所に出ていた。