――パタパタ あぁ…、もう朝か。階段を上ってくる瑠璃の足音を布団の中で聞きながら、やっぱりもう少し… なんて甘い余韻に浸ろうとする。 「凜久ぅっ…おは…ってきゃあ!」 また僕の上に乗っかってきて。 もう少し、優しく起こしてよ? 作戦第2弾いっちゃう? するっと布団の隙間から、腕を出すと瑠璃の両手首をしっかり掴んで横に倒す。瑠璃が倒れた反動で今度は僕が上に乗っかる。 「り…りりっ…」 ちゃんと僕の名前が言えない位動揺しちゃってる可愛い瑠璃。