青、緑、紫の星たちが散らばっていた。 階段にこぼれてきそうな勢いで。 「追い掛け、ようか」 でも、追い掛けてどうする? どうしたらいい? ただのキスじゃない。 もう弁解のしようがない程に、僕が"ベッド"の上で彼女を"押し倒して"。 瑠璃の目にはそう映ってしまっている、絶対。 「…――くそッ」 床に思い切り、拳を叩き付けるとパラパラと拳に付いた木の破片が落ちる。 綺麗にそこだけへこんだ。 ただ呆然と、瑠璃のバックから覗く散りばめられた星を見ている事しかできなかった。