僕がベッドから下りると、彼女も立ち上がった。 そして、部屋から出て行く時。 「…安心して。もうセンパイと瑠璃の前に現れたりしないから」 これで壊れるようなら、たいしたことないわね。 そんな言葉を僕に残した後部屋を出て行った。 よろよろと階段を下ると瑠璃のバックが逆さまに落ちている。 そのバックから顔を出すもの。 「……―――瑠璃…」 タオルだった。