*瑠璃 side* あぁ…。 私 寝ちゃったんだぁ…。 せっかく凜久に宿題教えてもらってたのに。 …………ん? 妙に唇が温かい。 ふと、疑問に思って少し軽くなった瞼を持ち上げる。 うっすらと 視界に映ったのは―――… きゃあああああっ。 凜久のどあっぷ。 小さい顔に男の子なのに長い睫毛。 悲鳴に近い叫び声をどうにか留める。 「は…、わわ…っ」 凜久が起きないようにゆっくりと顔を離す。 それと同時に唇に感じていた温もりもフッと消えてしまった。