「お母さんも瑠璃ちゃんみたいな子が凜久の彼女だったら嬉しいわぁ」 はぁぁっと、大袈裟なくらいに大きなため息を吐いた後、静かに部屋から出て行った。 「瑠璃が彼女、か…。」 彼女になったら――― と、また妄想を甘く膨らませていってしまう。 ――もう、我慢しなくていいんだよね。 ――…瑠璃に触れたり、き…キスしたり。 瑠璃の部屋でキスしてしまった事を思い出す。 顔が火照る前にお風呂に入ろう。 頭から冷たいシャワーを浴びたらすごく気分がスッキリした。