───…そして、放課後。
「あぁ〜!もうっ!!どうでもいい情報ばっかりじゃないっっ!!」
「そうかなぁ〜?うさぎエプロンのネタなんて最高だと思うけどな。」
「まあ、確かに(笑)
…………………って、違──────────うっ!!!
あたスはもっと、エセ王子のエセぶりを証明できるネタが欲しいの!!」
「……今、噛んだね、アリア。」
「うっ!…そっ、そこはスルーよっ!!だいたいねぇ………!?」
──その時、裏庭に向かうエセ王子(シェスタ)の姿が目に入った。
「あっ……チェリーパイボーイ……!!」
「いや、そのネタもういいから!!」
「うるさいな〜。とにかく追うよ、デル!!」
気配を消して、私達は再び追跡を開始した。

