続・幸せの契約

屋敷に帰ると由香ちゃん達が出迎えてくれる


「お帰りなさいませ。鈴様。」



「ただいま。」



前なら大和さんが一番に出迎えてくれたのに


今は


私の方が先に帰宅して

大和さんを待っていても

いつのまにか眠ってしまう

はぁ…


広すぎる食堂で1人で食べる夕食



大和さんがいた席は何もない



「ごちそうさまでした。」



半分を残して席を立った


「鈴様?
この所…ずっと夕食を残していらっしゃいますが、お加減でも悪いのですか?」




「ううん。体調は大丈夫。
なんか食欲無いんだ。
大丈夫だから心配しないで。」

私の言葉に渋々納得した様子で下がった由香ちゃん



1人が寂しくて
食欲が無い

なんて…恥ずかしくて言えないよ