続・幸せの契約

唇を離すと

すぐに寂しさが込み上げて
でも
恥ずかしくて


大和さんの胸におでこを擦り付けた


力強い腕にギュと抱き締められる


「貴女が…
感じてきた孤独。
背負ってきた不安。
耐えてきた恐怖。

過去を…変えることは誰にもできない。

でも…これから先の未来は変えられる。

その不安も恐怖も孤独も…私が全て一緒に背負いましょう。」


ゆっくり
体を離して大和さんを見上げる


止めどなく溢れる涙


きれいな指が涙を拭う


「俺が鈴を守るよ。
鈴を苦しめる全てから…

恐怖も孤独も不安も決して1人で背負わせたりしない。

鈴…
愛してるよ。


俺の愛を全てあげるから…ずっと、ずっと
傍で笑っていてくれ。」