続・幸せの契約

「鈴さーん!?悠大上がります!」


「はーい!」
パタパタパタ


俺の呼び掛けで
鈴がバスタオルを手に浴室にやって来た


「はい。お願いします。」

悠大を渡す

「あ、ははい!」


なんだかぎこちない鈴


「?
どうかしましたか?」


「い、いや、あの…
や、大和さん…裸…。」

鈴に言われて
自分の前を確認する


入浴する前に腰に巻いたタオルは取れていた


あ…………

気づいた俺から逃げるように鈴は去っていく

「じゃ、おお先に行きます!」


慌てて走る後ろ姿

その姿が
こんなにも可愛くてしかたがない