続・幸せの契約

バタバタ…


床を伝わる振動
誰かが走っている


バーンッ!

「鈴様!!!」



飛び込んできた由香ちゃんの顔を見た瞬間に


全身の力が抜けた


「誰かぁ!救急車をよんで!!

鈴様、大丈夫ですか?お気を確かに!」



由香ちゃんが駆け寄って
私の身体を横向きにして
頭を膝に乗せてくれた