続・幸せの契約

今にも泣き出しそうな由香ちゃんは


私が名前を呼ぶと
安堵の息をこぼした


「大丈夫ですか?
今、医師が来ますからね。」



私の肩を擦りながら
由香ちゃんは幼さの残る笑顔を見せた


「私………落ちたんだ…。
本を棚に入れようとして、バランス崩しちゃって。」


頭がしっかり回り始めると、体のあちこちから痛みが走った




「存じています。
その後、すぐに職員が発見して救急車で運ばれたんです。
医師の話では、軽い脳震盪だそうです。」