続・幸せの契約

「旦那様、奥様。
そろそろお時間です。」


ハウスメイドが出勤時間を告げる


結婚式の日に大和さんは正式に萩乃宮家の当主になった


蔵之助さんは隠居とか言って郊外の静かな別荘地に住んでる



萩乃宮本家で生活を始めた私たちを使用人の皆は

旦那様


奥様



と呼ぶようになった




未だに

首筋が痒くなる