続・幸せの契約

「どういう…事ですか?」


「君はもう、こんな契約がなくても幸せになれます。
自分自身で幸せになる力を身に付けた。」



「自分自身で幸せなる力?」


首をかしげる私に
蔵之助さんはゆっくり頷く


そして
私の隣を指差した



隣…?



隣に座るのは…大和さん?



すると
大和さんは立ち上がって
ゆっくり私の前に片膝を付いた



「な、なんですか!?」



慌てる私の左手を大和さんの右手がそっと掴まえる


そして
真剣な眼差しが私をまっすぐ見つめた