続・幸せの契約

「やっと…
やっと…見つけたんです。
何度も何度も何度もっ…こうやって鈴さんを抱き締めるのを夢に見ました。


それなのに…
なのにっ…どうして私を突き放そうとするのですか…?」




抱き締められた腕に力が入る



懐かしい匂い

暖かな温もり


私の恋しかった
一番求めていた
腕の中…




塗り固めた蓋が少しずつ緩んでいく…