続・幸せの契約

鈴が居なくなって2日


俺は相変わらず会社に缶詰だった



次々に舞い込む雑務や会議

着々とこなして
田中からの吉報を待つ



「大和様。
ティーパーティで何があったのかご報告いたします。」



安部がゆっくりと話しだす

あの日
鈴に起きた出来事…



全てを聞き終わる前に
俺は怒りで感情が溢れ出しそうだった


握りしめた拳をデスクに叩きつける



「おそらく…大蔵様は大和様の傍にいる鈴様が気に入らないのでしょう…。

業務提携の話をわざと鈴様の耳に入るようにリークし、ティーパーティで釘を指した…。」




あの女…



許さない





鈴を傷付ける奴は

絶対に

許さない…




「安部。
大蔵瞳…潰すぞ。」


溢れる怒りが俺の頭を研ぎ澄ませ



1つの考えが浮かんだ