ガクンッ!
「大和様!?」
視界が歪んだ
膝折れして座りそうになる俺を安部が後ろから支える
急に吐き気に襲われ
俺はまともに歩くこともできず
安部と黒木に支えられて寝室のベッドに横になった
微かに鈴の香りが残るシーツに身を沈める
「鈴に何があった…?
変わったことはなかったか?」
口が乾いてしっかり声が出ない
「…本日はティーパーティに参加されましたが、開始されてすぐに鈴様が泣きながら…お部屋から出てこられました。」
「泣きながら!?」
「はい…。
一年以上鈴様に使えておりますが、あんな風に声をあげて泣くお姿を見るのは初めてで…。」
いつも気丈に振る舞う鈴が
俺以外の前で声をあげて泣くなんて…
「安部、その茶会の参加者を全員調べてくれ。鈴に何があったのか聞き出すんだ。」
「はい。かしこまりました。」
「田中は鈴を捜してくれ…。」
寝水を枕元に置いた
田中が深々と頭を下げた
「申し訳ありません。
私がついていながら…このような事態になってしまい。全て私の責任です。」
追い詰められたような
田中の表情
「田中のせいじゃない。気にするな…。
今は一刻も早く鈴を見つけてくれ。」
「…かしこまりました。
失礼いたします。」
駆け足で田中が部屋から出ていった
「大和様!?」
視界が歪んだ
膝折れして座りそうになる俺を安部が後ろから支える
急に吐き気に襲われ
俺はまともに歩くこともできず
安部と黒木に支えられて寝室のベッドに横になった
微かに鈴の香りが残るシーツに身を沈める
「鈴に何があった…?
変わったことはなかったか?」
口が乾いてしっかり声が出ない
「…本日はティーパーティに参加されましたが、開始されてすぐに鈴様が泣きながら…お部屋から出てこられました。」
「泣きながら!?」
「はい…。
一年以上鈴様に使えておりますが、あんな風に声をあげて泣くお姿を見るのは初めてで…。」
いつも気丈に振る舞う鈴が
俺以外の前で声をあげて泣くなんて…
「安部、その茶会の参加者を全員調べてくれ。鈴に何があったのか聞き出すんだ。」
「はい。かしこまりました。」
「田中は鈴を捜してくれ…。」
寝水を枕元に置いた
田中が深々と頭を下げた
「申し訳ありません。
私がついていながら…このような事態になってしまい。全て私の責任です。」
追い詰められたような
田中の表情
「田中のせいじゃない。気にするな…。
今は一刻も早く鈴を見つけてくれ。」
「…かしこまりました。
失礼いたします。」
駆け足で田中が部屋から出ていった


