続・幸せの契約

「天下の萩乃宮財閥の時期当主の婚約者だから…どんな女性かと思って来てみたら。
とんだ…間違いね。」


呆れた

と言わんばかりに
瞳さんは両手を挙げて
オーバーに肩を落とし
ため息をついた


「あなた…萩乃宮財閥のスネかじりじゃない。
自分でなにもしないで、ノウノウと豪華絢爛な生活をして…。

今、大和さんがどれだけ努力されているか、苦戦を強いられてるか、あなたに解る!?」



「それは、わかってますっ…。」

小さな怒りが込み上げてきて、自然に言葉に力が入る

「そう。なら、あなたは彼に何かしてあげた?
会社の窮地をあなたは救うような働きでもしたのかしら?」


挑発的な言葉


悔しい

悔しいけど
私は大和さんが苦しんでるのを知っていながら
何もできない事は…事実