想い×絆

「ありがとうございましたー」


コンビニを出ていつもの通学路を歩く。調度この時間帯には多くの会社員や学生などが歩いている。


「あぁ〜今日からまた学校が始まったね〜」


「何怠そうに言ってんの!愛輝あれ程高校生活ラストはenjoyするとか言ってたじゃない」


こうやっていつも私を説教する、世話好きでしっかり者の莉世。


「いや〜こうも春休み明けとなると怠くてさ…おまけに占いがあんな結果だと超テンションさがるし〜」


朝の日差しに照らされて栗色に光る髪をかきあげる。


「占いって、さっき読んでた雑誌の事?…あぁ、だから八つ当たりしてあたしにぶつけたんでしょっ」

その通りでーす。