想い×絆

「ふぅ、知らない人じゃなくて良かった〜」

ほっと一安心した瞬間、

「良くないよっ!!ほら見てよ私のおでこ、こんなに腫れてるんだよ〜!」


ありゃりゃ…見事に真っ赤…

莉世は痛さに堪え、手で額を抑えていた。


「マジでごめんっ!!すぐシップ買ってあげるから!それまでなんとか我慢しててくれ」


私は無茶な事を言い、雑誌売り場の手前にある医療品コーナーですぐにシップを買った。