Turning Star

「今、お茶でも煎れてくるわ。
 どうぞ、そこに掛けて待っていて。」


出来る事なら、穏便に解決したい。
この学園に侵入してきたのだから、一応能力者、ではなく、
正真正銘の能力者で、しかも強いだろう。
色々と思いを巡らせつつ、お茶を煎れようと、ダイニングへ向かおうとした。
だけど、彼は、それをやんわりと制した。






















「お気遣いありがとう。
 礼儀正しい人だね。
 でも、僕の事はお構いなく。
 長居しちゃ、君と、……同室の人にも申し訳ないから。」



「……そう。
 それで、カトリーヌ、あなたの用件は?」



単刀直入に聞いてみた。
彼も、それを望んでいたらしく、ゆっくりと口を開いた。




















「今日の用件は、…………挨拶、かな?」


「挨拶…………?
 あなたは、一体、……何者なの……?
 ……いや、それを聞く必要はないのかしら。」




何となくだけど、私は気付いてしまった。
この少年は、……正真正銘、私達の敵、だ。