Turning Star

「ん……、ここは……?」



僕の疑問の声に答えたのは、敵だったはずの従者だった。






















「……術を解いて、元の場所に帰したのです。
 貴方は、とても強い精神力を持っていますね。
 この秘術、心操月下を破ったのは、貴方が初めてですよ。」




「僕は、……一体……。」



「あぁ、心配しないでください。
 貴方は、賭けに勝った。
 最初から、賭けに勝った時には、それ以上の事を仕掛けるつもりはありませんでした
 から。
 あの温もりに包まれて、私の本来の声を聴いて、それでいて平静を保てるのですから、
 大したものですよ。」



































つまりは、……僕は、勝ったのか。
意識を失う事はなくとも、……身体を動かすのは、今は無理みたいだ。
見ているだけなんて無力だけど、……この、事の顛末を見守ろう。