誰もいなくなった廊下で、私はひとり、叫んでいた。 「やばいのわかっているなら、早く教室にはいれ、秋野」 と、担任の先生に注意され慌てて教室に入ったが、うまく足が動かず、躓いてしまった。 教室は、 こけた私がおもしろいのか、みんな、大爆笑していた。