一ヶ月も立った頃。 そんな時、突然だった。 真紀と廊下を歩いていたら、一人の男の人に真紀が声を掛けられた。 「あれ?君って三月に卒業した、美紀ちゃんの妹じゃん? そっくりだね。マジかわいい~」 「………はぁ………」 「名前なんていうの?友達になろうよ~」 「真紀ですけど………」 ちょうど、授業開始の鐘がなり、真紀は私を置いて、スタスタと教室の中に入って行ってしまった。